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質問

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鍼灸院でお灸を施術されている鍼灸師へお聞きしたいことがあります。

初めて鍼灸院でお灸をしました。
初体験だったので何が何だか分からず終わってしまったのですが、
帰宅してお灸の跡をみると水ぶくれ。。。
どう見ても火傷の症状です。
・これは反応があったから良い
・お灸をすえすぎている

どちらに相当しますか?
また、今後の対応についてもアドバイスいただけたらと思います。

  • 質問者:根性焼きみたいになってるよ。。
  • 質問日時:2010-09-02 08:00:03
  • 0

温熱刺激により、
1段階: 発赤(少し赤く充血)
2段階: 水泡(水ぶくれ)
3段階: 炭化
4段階: 壊死
の4段階の反応があります。
お灸は、温熱刺激により血液やリンパ液の流れを良くするもので、
また、お灸に含まれる成分による薬理効果も期待していますが、
主に温熱刺激によるものです。
この温熱刺激による身体の変化は、
①温かさを感じる程度の刺激で、発赤まではでない。(感覚的なものだけ)
②温かさを感じる程度の刺激だが、かるく発赤がる。しかし、時間がたつと
 発赤は消えてしまう。すぐに消える場合もあれば30分以上残っている場合も
 あるが、いずれにしても消える。(単なる充血なので)
③熱さを感じて、水泡が出来る。これはいわゆる微小なやけどで、炎症を起こして
 水(血液の血漿が染みだした)がたまった状態。人によっては起こりやすい
 場合があります。
④更に熱を加えて皮膚の炭化を起こして、蛋白質の変性による異種蛋白というの
 を作りその毒素で治療するという方法もあります。お灸を同じ部分にしていると
 水泡は出来なくてもだんだん皮膚が硬くなる(少林寺拳法のお坊さんの頭に
 お灸の跡が点々としているのを見たことがありませんか? あんな感じで
 痕を残す方法)にもなります。
⑤皮膚組織を壊死させる。水泡が出来た場合は、それが破れて水が出ますが、
 そこにばい菌が入り可能する場合もありますから、水泡にお灸を更にして
 その皮膚を焼いてしまい壊死させてしまうこともあります。つまり強制的に
 やけどを起こして皮膚を焼き、ばい菌が入らないようにするわけです。
 皮膚は時間はかかりますが、だんだんと治ってきます。(跡が残る場合は
 あります)

そこでご質問の件ですが、お灸が初体験ということで、皮膚の反応もたぶん
反応しやすいお身体であった事により、施術者の通常のお灸の熱の強さで
水泡が出来てしまったのかもしれません。初体験の場合は、いろいろ説明が
なかったですか? それと熱さの加減を聞いてきませんでしたか?
普通は患者さんの身体に合わせた熱刺激で、水泡が出来るほどの熱を加えません
し、気持ちよさを感じる程度の熱を加える、専門的には知熱灸を行います。
これは皮膚に直接置いても、すぐにとってしまう方法です。また、温灸といって
皮膚に直接触れない方法を用いたりします。なれたら、身体に直接にもぐさを
立てて施術していきますが。
水泡は、どの部位に、何個くらいできたのでしょうか? 数が多かったり、
痛みがひどい場合、あるいは気になる場合は、その鍼灸院に相談されるか、
おそらく自然と消えていくものですが、
鍼灸院では適切に対処してもらない、または、違和感が強い場合は、病院等
で処置してもらうのがよいかもしれません。
ご質問を伺ってみると、鍼灸院の説明不足が伺えますね。まずは軽い温かさを
感じる程度のお灸からスタートするとともに、身体にどういう変化が起こるのかを
説明しながら行う必要があったのかとも思います。
同じ鍼灸師として残念です。

===補足===
患者さんの不手際というわけではありません。施術者があらかじめ説明するとともに、都のくらいの熱さでどうなるのかということを説明しなければなりません。もっとも。透熱灸といって、痕を残す方法もあるので、その場合にはどうなるというものやはり説明品けれまならないのです。患者さんが初心者ならなおさらです。私なら患者さんに文句言われても仕方がないと思います。同じ鍼灸師として申し訳なく思います。人の振り見て、わがふりを正したいと思います。いろいろ問題があったら、是非声をあげて頂きたいと思います。ありがとうございました。

この回答の満足度
  
とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。
お礼コメント

分かりやすい回答を有難うございました。
腰に8箇所やってもらったうちの3ヶ所が水ぶくれで皮がめくれてしまい
仰向けに寝ることが出来ません。
鍼灸師には「熱くないですか?」と聞かれていたのですが、
何処まで我慢すればいいのか分からず、痛いくらい熱かったです(^-^;)
適当にストップかけないとダメだったんですね。
針灸のお作法が全く分からなかった自分の不手際でもあります。

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